埼玉県鶴ヶ島市 O様邸 外壁屋根塗装工事が完工しました
使用塗料 日本ペイント 外壁:パーフェクトトップ 屋根:ファインシリコンベスト 外壁下地:さざ波仕上げ 色番号ND501
先ずは、施工前点検の様子
手で擦ると、白い粉が付着するチョーキング現象が出ており、防水性が著しく低下している状態です
クラック自体は微細なものばかりでしたが、クラックの数が非常に多く、ハチの巣状に発生していている状態・・・
クラックの要因として様々考えられますが、基礎と外壁の取り合いモルタル厚を見る限り、モルタル厚が建築基準法以下のように見えます
お客様の要望や承諾があれば、モルタルを剥したり、穴を空けたりして調査しますが、復旧するにも費用が掛りますし、
通常そこまで調査するお客様はいませんし、大掛かりになるので現実的でもありません・・・
下左写真は、もっともクラックが多かった西側の外壁です!!
屋根は色褪せやコケが発生している状態ですが、極端な劣化は見られません
しかしながら、勾配が緩いので縁切りタスペーサーを使い、水捌けを良くしました(^-^)
塀からは、土中の水分が出ており、現場調査日は水が滴り流れていました!!
本来、塀は塗装に適しておらず、土中から吸い上げた水分の逃げ場が無くなり、表面の塗装を押して水ぶくれのようになります
コア抜きして塩ビ管を入れて、水の逃げ道を変えるなどして改善する事などが必要です
工事着工~足場設置~高圧洗浄~養生と進行します
クラックを電動工具でカットして、充填剤を注入する補修方法もありますが、今回のお住まいはクラックが無数に出ていますので、
そんな事をしたら、モルタルごと浮きかねません・・・
下塗りに、砂骨ローラーを使い、さざ波模様に肉付けして、クラックに対して追従性を持たせる工法を提案しました
通常、ウールローラーで2缶ぐらい下塗り材を塗布しますが、今回は下塗りだけで8缶使用しました(^-^)
下左写真、綺麗なさざ波模様になっていますね!!
さざ波塗りは下手な職人がやるとムラになってしまします・・・
自慢の職人さんが、時間を掛けて丁寧に作業しましたので、下塗りが終わるまで8日間も掛かりました!!
下写真、同じ雨樋を塗るのに道具が違うのが分かりますよね
基本は、刷毛目が出ないローラーで塗装して、ローラーが入らない箇所は刷毛で塗り込みます!!
外塀も細部は刷毛で丁寧に仕上げます
上左写真、一番クラックが多かった西側の外壁です!! 上右写真、屋根も新築以上に綺麗になっています!!
お客様は、最初の希望色を、外壁オレンジ、屋根レッドでした(^_^;)
見本帳で見ると、つい綺麗な色を選んでしまいがちですが、そのまま鵜呑みにして塗ってしまったら、
派手を通り越して、ド派手で奇抜な仕上がりになり大変な事になります・・・
お客様に確認し、アドバイス等をしながら写真の色に決定しました!!
お客様も、アドバイスしてくれて本当に良かったと仰っていただきました(^-^)
お客様ありがとうございます
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